医療事務で求められるスキルとは?必須スキルから伸ばし方までやさしく解説
2025/12/18
投稿者:スタッフ
「医療事務にはどんなスキルが必要なんだろう?」
「レセプトができないとダメ?パソコンはどの程度?」
転職相談の場でも、こうした質問をよくいただきます。
結論から言うと、 医療事務にはいくつかの必須スキルがありますが、最初から完璧である必要はありません。
未経験から少しずつ身につけていくことも十分可能です。
このページでは、医療事務で求められる主なスキルを整理し、レベル別の目安と伸ばし方をわかりやすく解説します。
「今の自分に足りないところ」や「これから伸ばしたいポイント」を一緒に整理していきましょう。
この記事でわかること
- 医療事務で求められる主なスキルの種類
- レセプト・算定スキルのレベル別目安
- PCスキル・接遇スキル・情報管理の重要ポイント
- 未経験からスキルを身につけるための学習ステップ
- 選考(履歴書・面接)でのスキルのアピール方法
医療事務で求められるスキルを一覧で整理
まずは、医療事務で求められるおもなスキルを一覧で整理してみましょう。
医療事務で求められる代表的なスキル
- レセプト・算定に関する基礎知識
- PCスキル(文字入力・システム操作・Office基礎など)
- 接遇スキル(受付対応・電話対応などのマナー)
- コミュニケーションスキル(患者さん・医師・看護師とのやりとり)
- 情報管理・守秘義務の意識
- 正確性・ていねいな確認力
- 時間管理・優先順位をつけて動く力
この中でも、 「レセプト・算定」「PCスキル」「接遇」は、特に重要度が高いスキル です。
ここからは、それぞれ少し詳しく見ていきます。
レセプト・算定スキルのレベル別目安
医療事務と聞くと、真っ先に思い浮かぶのがレセプト(診療報酬明細書)です。
とはいえ、未経験のうちからすべての算定ルールを覚える必要はありません。
ここでは、レセプト・算定スキルを3つのレベルに分けて整理してみます。
| レベル | 目安イメージ | できることの例 |
|---|---|---|
| レベル1 (入門) |
用語の意味がなんとなくわかる | ・レセプトが何か、人に説明できる ・初再診料・検査料など、よく使う点数の存在を知っている ・返戻(レセプト戻り)がどういうものか理解している |
| レベル2 (基礎) |
簡単なレセプトチェックができる | ・自院でよくあるパターンの算定が理解できている ・病名と行為の整合性を確認できる ・過去に返戻になったパターンを意識してチェックできる |
| レベル3 (実務) |
レセプト業務を一通り任せられる | ・自分でレセプトの点数を組み立てられる ・医師や看護師に確認すべき点を判断できる ・返戻の原因を分析し、改善につなげられる |
未経験のうちはレベル1〜2を目指すイメージで十分です。
「最初から完璧なレベル3」を求められることはほとんどありません。
PCスキル・システム操作で求められること
医療事務では、電子カルテやレセプトコンピュータ(レセコン)、
予約システムなど、さまざまなソフトを使います。
とはいえ、特別なプログラミングの知識が必要というわけではありません。
一般的な事務職と同じく、 「文字入力がスムーズにできる」「マウス操作に慣れている」ことがまずは大切です。
医療事務で求められるPCスキルの例
- 日本語入力がスムーズにできる(ブラインドタッチでなくてもOK)
- コピー&ペースト・保存・印刷などの基本操作ができる
- Wordで簡単な文書が作成できる
- Excelで、表に数字を入力できる
- メールソフトの基本的な操作ができる
電子カルテやレセコンの操作方法は、職場ごとのシステムによって違うため、入職後に覚えるのが一般的です。
接遇・コミュニケーションスキル
医療事務は、「病院やクリニックの顔」と言われることもあります。
受付の印象が、患者さんの安心感や満足度につながるからです。
医療事務で大切な接遇スキルの例
- 明るいあいさつ・基本的な敬語
- 患者さんの話を最後まで聞く姿勢
- 体調が悪そうな方への気づかい(椅子を案内するなど)
- 混んでいるときにも、落ち着いた声のトーンで案内すること
- 分からないことは「確認してからお答えします」と正直に伝えること
医療現場では、 「完璧な敬語」よりも「安心して話せる雰囲気」が大切 だと感じる場面も多くあります。
接客のアルバイト経験などは、そのまま医療事務の接遇にも活かしやすい経験です。
情報管理・ルール遵守の意識
医療事務は、患者さんの名前・住所・保険証・病名など、とても重要な個人情報を扱う仕事です。
情報管理で特に大事なポイント
- カルテやレセプトを、第三者から見えやすい場所に放置しない
- 患者さんの情報を、家族や友人などプライベートな場で話さない
- ID・パスワードを他人と共有しない
- 院内のルールやマニュアルに従って取り扱う
「この情報は本当にここで話してよいのか?」と一度立ち止まれる慎重さも、医療事務にとって大切なスキルです。
「自分のスキルで医療事務が務まるか不安」「何から勉強するべきか知りたい」という方は、一度ご相談ください。
医療事務に必要なスキルや勉強方法を相談する(無料)現在のご経験や得意・苦手をお聞きしながら、「今優先して伸ばすべきスキル」や「合いそうな職場タイプ」を一緒に整理します。
未経験からスキルを伸ばす3ステップ
「スキルが足りないかも…」と感じている方に向けて、
未経験から医療事務のスキルを身につけていくステップを3段階でまとめました。
ステップ1:医療保険・診療の流れの全体像を知る
- 医療保険(健康保険・国保・公費など)の基本をざっくり学ぶ
- 外来の流れ(受付→診察→会計)、入院の流れをイメージでつかむ
- 「レセプト」「レセコン」「電子カルテ」などの用語に慣れる
ステップ2:よく出る診療科・検査から覚える
- 内科・整形外科など、よくある診療科の検査名・処置名を少しずつ覚える
- 勤務予定の病院・クリニックで多い診療科にしぼって勉強する
- 実務でよく使う略語や点数を、メモにまとめていく
ステップ3:レセプトの「見方」から慣れる
- レセプトのイメージ(どこに何が書いてあるか)を知る
- 先輩が作ったレセプトを見ながら、病名と診療内容の関係を確認する
- 返戻になったケースを学び、「どこに気をつければよいか」を知る
本や講座だけでなく、 実際の職場で「よく出るパターン」から覚えていく ことが、スキルアップの近道です。
履歴書・面接でのスキルのアピール方法
「スキル」と聞くと資格の有無ばかり気にしてしまいがちですが、
実際の選考では、次のようなポイントも評価されています。
アピールできるポイントの例
- 接客や事務など、これまでの仕事で身につけたスキル
- 医療事務講座や通信教育で学んだ内容
- Word・Excelの基本的な操作ができること
- ダブルチェックやメモの習慣など、ミスを減らす工夫
- 忙しい時間帯を乗り切った経験(飲食店のピークタイムなど)
応募書類や面接では、 「どんな場面で」「どのように」スキルを使ってきたか を具体的に伝えることがポイントです。
「自分のスキルをどうアピールすればよいか分からない」「応募書類を一緒に考えてほしい」という方は、ぜひご相談ください。
医療事務の応募書類・面接対策について相談する(無料)ご経験やスキルの棚卸しを行いながら、「どこを強みとして打ち出すか」を一緒に整理します。
よくある質問
Q. 医療事務の資格がないと、やはり不利になりますか?
A. 資格があると「勉強してきた目安」にはなりますが、必須ではありません。
資格よりも、「これまでの経験」「人柄」「長く働いてもらえそうか」を重視する職場も多いです。
Q. PCスキルに自信がありません。
A. まずは、文字入力や基本操作に慣れることからで大丈夫です。
無料のタイピングサイトや、簡単なExcel表を作ってみるところから少しずつ練習していきましょう。
Q. レセプトが不安で医療事務に踏み出せません。
A. 最初からレセプトを一人で任されることは少なく、多くの職場では先輩がついて教えてくれます。
まずは受付や会計からスタートし、少しずつレセプトに触れていく働き方もあります。
まとめ:全部を完璧にではなく、「優先して伸ばすスキル」を決めよう
- 医療事務では、レセプト・PCスキル・接遇・情報管理など、いくつかの重要なスキルが求められる
- 未経験のうちは、レセプトは「用語に慣れる」「よく出る診療科から覚える」レベルでOK
- 接客や事務など、これまでの経験を活かせる場面も多い
- 資格だけでなく、「どんな場面でスキルを使ってきたか」を具体的に伝えることが大切
すべてのスキルを完璧にしてから転職するのではなく、 「今伸ばしやすいスキル」から一歩ずつ積み上げていけば大丈夫 です。
ひとりで悩まず、医療事務の転職支援に慣れたキャリアアドバイザーと一緒に、
あなたの強みを活かせる働き方を探していきましょう。
今のスキルレベルに合わせて、無理のないステップや職場選びのポイントをご提案します。
